- 2011-05-26 (木) 00:32
- 未分類
Smith-Victor
の中型自由雲台,
BH5
の簡単なレビューです。
Custom Brackets のアルカスイスタイプクイックリリースクランプ用アダプタのレビューも。
関連レビュー:
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[撮影機材レビュー] Custom Brackets Digital PRO-SV kit
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先日,三脚と一脚を購入したわけですが,もう1つ必要な物があります。
そう,雲台です。
せっかく軽い三脚,一脚にしたのですから,雲台もそれなりに軽いやつにしたいものです。
室内で愛用している,Manfrottoの ギア雲台 #405 は論外です(^^;
こいつ,雲台だけで重さが1.6Kgもありやがるんですよ(^^; 三脚よりも重くなってしまう(^^;
ブツ撮り最強と個人的には思ってる#405ですが,自重が3Kgを超えるプロIINにならまだしも,さすがに2型カーボンにはデカすぎ重すぎです。
それ以前に,精密機械然とした#405は,なるべく外に持ち出したくないというのもあります。
持ち運び時にうっかりぶつけて調子を悪くしたら大変です。
もう少し小型の#410でも1.22Kgと,持ち運びにはまだ重くてデカいです。
ギア雲台や3way雲台は,どうしてもかさばりますからね。
小さく軽い雲台といえば,やはり自由雲台。ボール雲台とも呼ばれますね。
一脚との相性もよさそうです。
ずっと3wayを使っていたので,自由雲台はあまり好きではないのですが,この際1つ買ってみるのも悪くないと思い,いろいろ物色してみました。
選定にあたっては,アルカスイス互換のクイックリリースクランプが付いている,もしくは換装可能というのが絶対条件です。
Really Right Stuff や Kirk などの機種専用プレートを一度使うと,他のクイックリリースクランプは使いたくなくなります。
この時点でGitzoやManfrotto,国内メーカの雲台はほぼ除外です。
アルカスイスタイプが使える自由雲台というと,まず名前が挙がるのが,本家本元Arca-Swissの雲台ですね。
楕円型のボールが特徴の自由雲台は大変評判も良いです。
ですが,日本で購入すると,安いモデルでも6万円(^^;
まあ,仮に値段のことは置いておくとしても,中型の2型三脚にはさすがにデカすぎです(^^;
あとアルカスイスタイプの自由雲台というと,プレートを出しているReally Right StuffやKirk, ヨドバシでも置いている Induro や韓国メーカの Markins あたりが日本でも知名度の高いほうでしょうか。
中型の自由雲台となると,どのメーカも大体3万円くらいのお値段です。
海外だとどのくらいのお値段かな~とB&Hを眺めていたら,やたら安い自由雲台を見つけました。
Smith-Victorという,日本では聞き慣れないメーカのもので,テンション調整機能が付いているにもかかわらず,お値段なんと$49.95(^^;
今の円ドル相場なら4,000円ほどです。
もっと大きな,Arca-SwissのZ-1相当のものでも$57.95。ヒトケタ間違っているんじゃないかと思いましたよ(^^;
付属しているクイックリリースクランプも,なんかアルカスイスっぽい(^^;
アルカスイス互換とは一言も書いていませんが(^^;
この値段なら,使い物にならなくても笑って済ませられると考え,三脚注文のついでに購入してみました。
パッケージ。
味も素っ気もないシンプルなものですが,まあ撮影機材ならこんなもんでしょう。
外観。
ぱっと見は意外としっかりしています。
ノブのゴムリングがゆがんでいるのはいただけませんが(^^;
正面。
背面。
両側面。
問題の,アルカスイス互換っぽい(^^;クイックリリースクランプ。
クランプには,プレート脱落防止用のピンが。
クランプ左のボタンを押し込むと,連動して右に動きます。
90度傾かせるときは,正面から見て奥の方向に倒れます。
ボールはざらつきのあるマットなもの。
大きさはそれなりにありますが,小傷がついていたりと,あまり工作精度の高さは感じられません。
パンニングノブの下には,0~360度の角度表示が。
底面の取り付け穴は3/8UNCの太ネジ仕様。
1/4UNCの細ネジに変換するアダプタは付属していません。
Gitzo GT2531に付けてみました。
大きさ的にはジャストサイズですね。
同じくGitzo GM2561Tに。
こちらはちょっと大きめですが,このくらいのサイズの方が安心感はあります。
んで,早速愛用のRRSプレートを取り付けようと思ったのですが・・・。
このクランプ,確かに幅や形状はアルカスイス互換っぽいのですが,最大限緩めてもここまでしか広がらず,プレートを上から着脱することが出来ません(^^;
ならば横からスライドさせてと思っても,今度は脱落防止のピンが邪魔します(^^;
このピンも,簡単に取り外せそうにないですし。
まあ,もともとあまり使いやすそうなクランプとは思っていなかったので,さっくりと撤去しました(^^;
ボルトは4mmのヘックス。ロックタイトを使っているので,長めのL型レンチかソケットで回しましょう。
換装したのは,ちょうど余っていたRRSの
B2 LR II
。
ロックタイトも塗り直します。
BH5の固定部には回り止めの凸がありますが,RRSのクランプ裏面にも同じような溝があるので大丈夫でした。
もともと付いていたボルトにロックタイトを塗りなおし,元通り締めて換装終了。
大きさ的にもちょうどいいですね。
本当は中央の穴にネジの切ってあるB2 LR IIよりも,バカ穴の開いているB2 AS IIのほうがいいのでしょうが,実用上は問題ありません。
LRIIでもがっちり留まっています。
実際にカメラを載せるとこんな感じに。
最大積載重量が公式で11.8Kgということもあり,Nikon D300+105mmマイクロ程度なら全く問題ありません。
重量は換装後で約575g。
換装前は計るのを忘れましたが(^^;,公式では550gなので微増といったところ。
実際の使用感ですが,うーん(^^;
値段のわりにはいい,といったところでしょうか。
思ったよりは安っぽさはなく,ボールを締めたさいの固定力もなかなかのものです。
パンニングもぬる~としたスムースさがあってなかなか。
ただ,テンション調整機能はイマイチ(^^;
テンション調整ノブを締めるとボールの動きがぎくしゃくして角度調整しづらく,ちょっと緩めると今度は一気にカックンといきます(^^;
この辺は高級機種にはかないませんね。
クランプ部に関しては,換装可能だったこともあるので文句はつけません。
実際ここまでアルカスイス互換っぽくするなら,他社のプレートも付けられるようにしろよとはちょっと思いましたが(^^;
まあ,3万円の自由雲台でこのフィーリングだったら泣きますが,この値段ならまあこんなもんだろうと寛大にもなれます(^^;
さて,次はどこの雲台を買おうかな(^^;
お次はCustom Brackets社のアルカスイス互換アダプタ。
購入したはいいが,ほとんど使っていない(^^; Digital PRO-SV kit 用に購入。
すっかりシステムがアルカスイス互換基準になってしまったので,以前から入手したかった物です。
日本では手に入るかどうかわかりませんし,買えてもたぶんめっさ高いでしょうから,今回の個人輸入時についでに注文。
お値段は$89.95。BH5よりもずっと高い(^^;
中身はカメラ固定部と底面のプレート。
L型のヘックスレンチが2本。1本はボールヘッド。なぜなのかはあとでわかります(^^;
ほかにビスが2本。
底面。
底面用プレートの方には,脱落防止のビスもあらかじめ付けられています。
こちらのクランプは,ちゃんとプレートが上から着脱できるところまで開きます。よかった(^^;
裏のつまみは,奥行き調整のためのもの。
Digital PRO-SVのカメラ固定部を丸ごと換装します。
底面のプレートも交換します。
これでようやくあの使いづらいクイックリリースクランプからおさらばできる(^^;
換装するさいには,裏のつまみを緩めて,クランプを最大限伸ばします。
そうするとギリギリレンチが入る隙間が出来ます。
ただ,L型レンチの短い方でも入らないくらいの隙間なので,ボールヘッドのヘックスレンチが必須だったわけです(^^;
正直レンチを斜めにして,ボールヘッド側で本締めするのは不安なので,クランプを外してから換装した方が楽です。
ここもロックタイトで固定されているので,再度取り付けるときには忘れずに塗り直しましょう。
縦グリ装備のカメラを載せるときは,このプレートを一度外します。
ここのボルトもロックタイトで固定されています。
プレートをひっくり返して取り付けます。
そうすると,縦グリ用に余裕ができる取り付け方になります。
実際にRRSのプレート装備のD300を載せてみました。
下の雲台には同じくRRSのクランプ付き。
これですべてアルカスイス互換で統一されたシステムとなりました。
Digital PRO-SV使用時にも,カメラやDigital PRO-SV本体の付け外しも楽々です。
あとは,Digital PRO-SVを使う機会があるかどうかの問題ですね(^^;
Custom Brackets のアルカスイスタイプクイックリリースクランプ用アダプタのレビューも。
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先日,三脚と一脚を購入したわけですが,もう1つ必要な物があります。
そう,雲台です。
せっかく軽い三脚,一脚にしたのですから,雲台もそれなりに軽いやつにしたいものです。
室内で愛用している,Manfrottoの ギア雲台 #405 は論外です(^^;
こいつ,雲台だけで重さが1.6Kgもありやがるんですよ(^^; 三脚よりも重くなってしまう(^^;
ブツ撮り最強と個人的には思ってる#405ですが,自重が3Kgを超えるプロIINにならまだしも,さすがに2型カーボンにはデカすぎ重すぎです。
それ以前に,精密機械然とした#405は,なるべく外に持ち出したくないというのもあります。
持ち運び時にうっかりぶつけて調子を悪くしたら大変です。
もう少し小型の#410でも1.22Kgと,持ち運びにはまだ重くてデカいです。
ギア雲台や3way雲台は,どうしてもかさばりますからね。
小さく軽い雲台といえば,やはり自由雲台。ボール雲台とも呼ばれますね。
一脚との相性もよさそうです。
ずっと3wayを使っていたので,自由雲台はあまり好きではないのですが,この際1つ買ってみるのも悪くないと思い,いろいろ物色してみました。
選定にあたっては,アルカスイス互換のクイックリリースクランプが付いている,もしくは換装可能というのが絶対条件です。
Really Right Stuff や Kirk などの機種専用プレートを一度使うと,他のクイックリリースクランプは使いたくなくなります。
この時点でGitzoやManfrotto,国内メーカの雲台はほぼ除外です。
アルカスイスタイプが使える自由雲台というと,まず名前が挙がるのが,本家本元Arca-Swissの雲台ですね。
楕円型のボールが特徴の自由雲台は大変評判も良いです。
ですが,日本で購入すると,安いモデルでも6万円(^^;
まあ,仮に値段のことは置いておくとしても,中型の2型三脚にはさすがにデカすぎです(^^;
あとアルカスイスタイプの自由雲台というと,プレートを出しているReally Right StuffやKirk, ヨドバシでも置いている Induro や韓国メーカの Markins あたりが日本でも知名度の高いほうでしょうか。
中型の自由雲台となると,どのメーカも大体3万円くらいのお値段です。
海外だとどのくらいのお値段かな~とB&Hを眺めていたら,やたら安い自由雲台を見つけました。
Smith-Victorという,日本では聞き慣れないメーカのもので,テンション調整機能が付いているにもかかわらず,お値段なんと$49.95(^^;
今の円ドル相場なら4,000円ほどです。
もっと大きな,Arca-SwissのZ-1相当のものでも$57.95。ヒトケタ間違っているんじゃないかと思いましたよ(^^;
付属しているクイックリリースクランプも,なんかアルカスイスっぽい(^^;
アルカスイス互換とは一言も書いていませんが(^^;
この値段なら,使い物にならなくても笑って済ませられると考え,三脚注文のついでに購入してみました。
味も素っ気もないシンプルなものですが,まあ撮影機材ならこんなもんでしょう。
ぱっと見は意外としっかりしています。
ノブのゴムリングがゆがんでいるのはいただけませんが(^^;
クランプ左のボタンを押し込むと,連動して右に動きます。
大きさはそれなりにありますが,小傷がついていたりと,あまり工作精度の高さは感じられません。
1/4UNCの細ネジに変換するアダプタは付属していません。
大きさ的にはジャストサイズですね。
こちらはちょっと大きめですが,このくらいのサイズの方が安心感はあります。
このクランプ,確かに幅や形状はアルカスイス互換っぽいのですが,最大限緩めてもここまでしか広がらず,プレートを上から着脱することが出来ません(^^;
このピンも,簡単に取り外せそうにないですし。
ボルトは4mmのヘックス。ロックタイトを使っているので,長めのL型レンチかソケットで回しましょう。
ロックタイトも塗り直します。
大きさ的にもちょうどいいですね。
本当は中央の穴にネジの切ってあるB2 LR IIよりも,バカ穴の開いているB2 AS IIのほうがいいのでしょうが,実用上は問題ありません。
LRIIでもがっちり留まっています。
最大積載重量が公式で11.8Kgということもあり,Nikon D300+105mmマイクロ程度なら全く問題ありません。
換装前は計るのを忘れましたが(^^;,公式では550gなので微増といったところ。
実際の使用感ですが,うーん(^^;
値段のわりにはいい,といったところでしょうか。
思ったよりは安っぽさはなく,ボールを締めたさいの固定力もなかなかのものです。
パンニングもぬる~としたスムースさがあってなかなか。
ただ,テンション調整機能はイマイチ(^^;
テンション調整ノブを締めるとボールの動きがぎくしゃくして角度調整しづらく,ちょっと緩めると今度は一気にカックンといきます(^^;
この辺は高級機種にはかないませんね。
クランプ部に関しては,換装可能だったこともあるので文句はつけません。
実際ここまでアルカスイス互換っぽくするなら,他社のプレートも付けられるようにしろよとはちょっと思いましたが(^^;
まあ,3万円の自由雲台でこのフィーリングだったら泣きますが,この値段ならまあこんなもんだろうと寛大にもなれます(^^;
さて,次はどこの雲台を買おうかな(^^;
お次はCustom Brackets社のアルカスイス互換アダプタ。
購入したはいいが,ほとんど使っていない(^^; Digital PRO-SV kit 用に購入。
日本では手に入るかどうかわかりませんし,買えてもたぶんめっさ高いでしょうから,今回の個人輸入時についでに注文。
お値段は$89.95。BH5よりもずっと高い(^^;
L型のヘックスレンチが2本。1本はボールヘッド。なぜなのかはあとでわかります(^^;
ほかにビスが2本。
底面用プレートの方には,脱落防止のビスもあらかじめ付けられています。
これでようやくあの使いづらいクイックリリースクランプからおさらばできる(^^;
ただ,L型レンチの短い方でも入らないくらいの隙間なので,ボールヘッドのヘックスレンチが必須だったわけです(^^;
ここもロックタイトで固定されているので,再度取り付けるときには忘れずに塗り直しましょう。
ここのボルトもロックタイトで固定されています。
下の雲台には同じくRRSのクランプ付き。
Digital PRO-SV使用時にも,カメラやDigital PRO-SV本体の付け外しも楽々です。
あとは,Digital PRO-SVを使う機会があるかどうかの問題ですね(^^;
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