- 2010-10-03 (日) 03:47
- 未分類
Kirk
のManfrotto 410PL/3271専用クイックリリースクランプ,
SQRC-3271 Manfrotto 3271 Quick Release Clamp [RA]
のレビューです。
購入したのはかなり前ですが,ようやくレビューにまとめることが出来ました。
撮影機材一覧
現在,レビューなどの撮影時には,雲台が Manfrotto #405 に, Really Right Stuffのクイックリリースクランプ,Lプレート の組み合わせを使っています。
どちらもこれ無しでは撮影したくないというくらい気に入っているのですが,購入当初から気になっていた点が1点。
Manfrotto #405は410PLというプレートを介してカメラを固定するのですが,コイツの表面に貼られている滑り止めのラバーが気にくわない(^^;
せっかくクランプとプレートで剛性感たっぷりに固定されても,このゴムのせいで微妙なグニャグニャ感が残ってしまうのです。
また,#405のクイックリリースシステムの上に,プレートを介してさらにRRSのクイックリリースシステムが乗るというのも,いまいち美しくありません。
なのでアルミか何かで適当なスペーサーを作って,プレート無しでRRSのクランプを固定しようとも考えていたのですが,スペーサーの図面まで引いたのにすっかり忘れていました(^^;
実は,RRSと同じくアルカスイス互換のクランプ・プレートを作っているKirkでは,この410PL/3271専用のクランプがあるのですよ。
それが今回購入の,SQRC-3271。
RRSのクランプ購入時にも検討したのですが,プレートの固定方法がレバー式ではなくノブ式という1点が気になってRRSにしたという経緯があります。
ですが,やはりこのゴムのグニャグニャ感は気になりますし, 同じクランプは ここはまだ夢の世界 さんでも使われていいますし,ノブ式でもまあいいかなという気がしてきたので購入に踏み切りました。
あと1点,以前はKirkもRRS同様日本での代理店が無く,購入するには個人輸入するしかなかったのですが,最近は スタジオJin [RA] という楽天市場のお店が出来,気軽に購入できるようになったということも大きいです。
このスタジオJin,RRSとKirkの比較をしていたり,工具の記事があったりとなかなか楽しいお店。
現在はオープン記念で送料無料。今後もがんばって欲しいお店です。
今回購入したのは,クランプ本体と,Weraの5/32インチのL型HEXレンチとビット。
レンチはすでに持っていますし,クランプにも付属しているのですが,インチ工具のばら売りはあまり見かけないのでついでに購入。
上面。真ん中に大きなねじ穴があり,ぶっといインチネジでスペーサが固定されています。
水準器付き。
裏面。この台形のスペーサが重要なんです。
スペーサは取り外し可能。90度回転させて固定することも可能です。
回り止めのダボとホゾがあるので,RRS製のクランプはもちろん,Kirkの他の標準クランプにも流用は出来ないと思われます。
スペーサ固定のネジは,5/32″のHEX。
インチのHEXレンチを持っている人は少ないと思いますが,L型レンチが付属しているので大丈夫。
RRSのクランプ,
B2-Pro/L
との比較。
どちらもしっかりした造りで,精密感は甲乙つけがたいです。
ただ,こちらの スタジオJinの比較記事 でも書かれていますが,RRSに比べKirkのほうがノブのねじ山ピッチが広いので,Kirkのほうが少ない回転数で取り外しができます。
RRSだと付け外しにノブをかなりぐるぐる回さないといけませんが,Kirkだとだいたい3回回せば外れるので,まあこれなら頻繁に付け外ししても大丈夫かな。
ただ,RRSは問題なかったですが,Kirkのほうはグリスアップが不足していたのか,ノブを回すたびに金属同士がこすれるイヤな軋みがありました。
ワコーズのメンテルーブを少量,ノブのねじ山部分とクランプのかみ合わせ部分に注油してやると,軋みはきれいに無くなりました。
このメンテルーブ,細い隙間にも浸透しやすく,ラスペネやCRC-556などの潤滑浸透剤に比べグリスアップの効果が長持ちするという,オススメの逸品です。
単車の整備にも大活躍しているので,かなり汚いのはご容赦を(^^;
Manfrotto #405には,このようにして固定されます。
ご覧の通り,寸法もピッタリでガタもまったくと言っていいほど無く,#405のレバーを締めるとガッチリ固定されます。
この剛性感は頼もしいの一言。
ノブ式ですので,プレートの多少の寸法の違いは吸収してくれます。
RRSのプレートでも問題なし。
レバー式だと同じRRSのクランプでも,微妙な寸法の違いでゆるめだったりきつめだったりしますからね。
こちらは今回同時に購入した,WeraのL型HEXレンチとHEXビット。
WeraはPBほど有名ではないですが,わたしも大好きなメーカの1つです。
左が普段使っている,Weraの旧型HEXレンチ。ミリですが。
真ん中が今回購入の,新型レンチ。
右はおなじみの,PBのレインボーHEXレンチ。
Weraはこの旧型のレンチのほうが好きです。
オイルまみれになる単車のメンテ時には,メッキ加工の旧型のほうが拭き取りやすいのです。
上はPBの4mmHEX。下がWeraの5/32″HEX。
実際には,5/32″のHEXなら,寸法が似通っているミリの4mmでも代用は可能です(^^;
下のWeraのほうは,微妙に星形になっているのがおわかりでしょうか。
Weraの特徴である,Hex-Plusという面接触タイプの形状です。
六角ソケットならいまどき面接触は珍しくありませんが,HEXで面接触タイプは珍しいです。
ビットのほうはこうやって,ラチェットに付けて使ったりします。
あんまり使う機会はないですが(^^;
ゴムやコルクなどの軟質素材を一切介さない,金属同士によるガッチリとした固定方法はやはり良いです。
頼もしい剛性感は,撮影時のブレの心配を大幅に軽減してくれます。
プレートの付け外しは,RRSのノブ式に比べ楽とは言え,わたしはやはりレバー式のほうが好みです。
レバー式のほうが力がいりますし,プレートの相性もシビアですが,ノブ式だといつプレートが外れるかがつかみにくく,カメラを前に落としそうになったことも(^^;
あと,できればもう少し長めの,80mmクラスのクランプもラインナップされてたら,そちらを買っていたと思います。
ただ,やはりこの剛性感は捨てがたいです。
ノブ式も慣れれば問題ないでしょうし,しばらくはこの組み合わせで使っていこうと思います。
購入したのはかなり前ですが,ようやくレビューにまとめることが出来ました。
撮影機材一覧
現在,レビューなどの撮影時には,雲台が Manfrotto #405 に, Really Right Stuffのクイックリリースクランプ,Lプレート の組み合わせを使っています。
どちらもこれ無しでは撮影したくないというくらい気に入っているのですが,購入当初から気になっていた点が1点。
Manfrotto #405は410PLというプレートを介してカメラを固定するのですが,コイツの表面に貼られている滑り止めのラバーが気にくわない(^^;
せっかくクランプとプレートで剛性感たっぷりに固定されても,このゴムのせいで微妙なグニャグニャ感が残ってしまうのです。
また,#405のクイックリリースシステムの上に,プレートを介してさらにRRSのクイックリリースシステムが乗るというのも,いまいち美しくありません。
なのでアルミか何かで適当なスペーサーを作って,プレート無しでRRSのクランプを固定しようとも考えていたのですが,スペーサーの図面まで引いたのにすっかり忘れていました(^^;
実は,RRSと同じくアルカスイス互換のクランプ・プレートを作っているKirkでは,この410PL/3271専用のクランプがあるのですよ。
それが今回購入の,SQRC-3271。
RRSのクランプ購入時にも検討したのですが,プレートの固定方法がレバー式ではなくノブ式という1点が気になってRRSにしたという経緯があります。
ですが,やはりこのゴムのグニャグニャ感は気になりますし, 同じクランプは ここはまだ夢の世界 さんでも使われていいますし,ノブ式でもまあいいかなという気がしてきたので購入に踏み切りました。
あと1点,以前はKirkもRRS同様日本での代理店が無く,購入するには個人輸入するしかなかったのですが,最近は スタジオJin [RA] という楽天市場のお店が出来,気軽に購入できるようになったということも大きいです。
このスタジオJin,RRSとKirkの比較をしていたり,工具の記事があったりとなかなか楽しいお店。
現在はオープン記念で送料無料。今後もがんばって欲しいお店です。
レンチはすでに持っていますし,クランプにも付属しているのですが,インチ工具のばら売りはあまり見かけないのでついでに購入。
水準器付き。
回り止めのダボとホゾがあるので,RRS製のクランプはもちろん,Kirkの他の標準クランプにも流用は出来ないと思われます。
インチのHEXレンチを持っている人は少ないと思いますが,L型レンチが付属しているので大丈夫。
どちらもしっかりした造りで,精密感は甲乙つけがたいです。
ただ,こちらの スタジオJinの比較記事 でも書かれていますが,RRSに比べKirkのほうがノブのねじ山ピッチが広いので,Kirkのほうが少ない回転数で取り外しができます。
RRSだと付け外しにノブをかなりぐるぐる回さないといけませんが,Kirkだとだいたい3回回せば外れるので,まあこれなら頻繁に付け外ししても大丈夫かな。
ただ,RRSは問題なかったですが,Kirkのほうはグリスアップが不足していたのか,ノブを回すたびに金属同士がこすれるイヤな軋みがありました。
このメンテルーブ,細い隙間にも浸透しやすく,ラスペネやCRC-556などの潤滑浸透剤に比べグリスアップの効果が長持ちするという,オススメの逸品です。
単車の整備にも大活躍しているので,かなり汚いのはご容赦を(^^;
この剛性感は頼もしいの一言。
RRSのプレートでも問題なし。
レバー式だと同じRRSのクランプでも,微妙な寸法の違いでゆるめだったりきつめだったりしますからね。
WeraはPBほど有名ではないですが,わたしも大好きなメーカの1つです。
真ん中が今回購入の,新型レンチ。
右はおなじみの,PBのレインボーHEXレンチ。
Weraはこの旧型のレンチのほうが好きです。
オイルまみれになる単車のメンテ時には,メッキ加工の旧型のほうが拭き取りやすいのです。
実際には,5/32″のHEXなら,寸法が似通っているミリの4mmでも代用は可能です(^^;
下のWeraのほうは,微妙に星形になっているのがおわかりでしょうか。
Weraの特徴である,Hex-Plusという面接触タイプの形状です。
六角ソケットならいまどき面接触は珍しくありませんが,HEXで面接触タイプは珍しいです。
あんまり使う機会はないですが(^^;
ゴムやコルクなどの軟質素材を一切介さない,金属同士によるガッチリとした固定方法はやはり良いです。
頼もしい剛性感は,撮影時のブレの心配を大幅に軽減してくれます。
プレートの付け外しは,RRSのノブ式に比べ楽とは言え,わたしはやはりレバー式のほうが好みです。
レバー式のほうが力がいりますし,プレートの相性もシビアですが,ノブ式だといつプレートが外れるかがつかみにくく,カメラを前に落としそうになったことも(^^;
あと,できればもう少し長めの,80mmクラスのクランプもラインナップされてたら,そちらを買っていたと思います。
ただ,やはりこの剛性感は捨てがたいです。
ノブ式も慣れれば問題ないでしょうし,しばらくはこの組み合わせで使っていこうと思います。
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