- 2009-05-10 (日) 22:13
- 未分類
リキッドストーン
さんのフルカラーレジンキット,
まめ霊夢
の制作記です。
なお,わたしはこれが人生初ガレキとなります(^^;
後編はこちら。
先日の トレフェス神戸1 で リキッドストーン さんのフルカラーレジンキットをまとめ買いし,さてどれから手を付けようかと悩むことしばし。
なにせわたしは今回が初のガレージキット制作。考えたくないくらい昔の小学生時分に,プラモデルを作った経験がある程度です(^^;
説明書を見比べて,一番簡単そうな霊夢さんから取りかかることにしました。
以下は,制作に当たって参考にしたサイトさん。
なお,初心者を言い訳にするつもりはありませんが,なにせこれが初のガレキ制作。
とんちんかんなことを書いていることもあるかと思われますので,あまり鵜呑みにしないほうがいいです(^^;
今回制作に使った工具。
だいたい揃っていたのですが,ニッパだけは買い足しました。
いや,あるにはあるのですが,ごっつい鋼線ニッパとか,電子工作用の押さえ付きニッパとかしか無かったので(^^;
他に耐水ペーパー400番,600番,1000番,1500番や綿棒,爪楊枝など。
左に移っている黒のリングは,写真撮影に使っているリングライト。
スタンド代わりに使用したのですが,影が出来にくく,撮影時もラクでした。
パーツ一覧。全6色94パーツ。
ほんとに作れるのかいなと不安になります(^^;
今回のキットはジョイント・プラサポ付属でした。
ジョイントは白・フレッシュ・黒が各1枚。
デカール。のっぺら顔用にもいっぱい表情パーツが。
フルカラーの取扱説明書。丁寧に説明されていて初心者でも安心。
風民氏のblog でも告知されていた,説明書間違いの訂正も一枚ありました。
さて,いよいよ制作開始。まずは離型剤落としです。
とあるひのコタツガ
さんで解説されていた,
入歯洗浄剤で離型剤を落とす
を参考に,入れ歯洗浄剤のポリデントを使用。
りゅんりゅん亭 さんでも推奨されていますしね。
とりあえず一錠投入。おー,シュワシュワいってるわ。
150mlの水に対し一錠と書かれてあり,今回は600ml程度の水量だったので,一気に3錠追加投入(^^;
激しく泡だっています(^^;
6時間ほど漬けて引き上げてみると・・・。
ギャーッ白化した(^^;
4錠は多すぎたのか漬けている時間が長すぎたのか(^^;
主に赤と黒のパーツに目立ちましたが,不思議なことに同じ色でも影響のあるパーツとないパーツがあり,一番ひどかったのがスカートのパーツ。
これだけ艶ありだったからそのせいもあるのかなぁ。
(05/11追記) カラーレジンを入れ歯洗浄剤で洗浄する際は,色別に分けて洗浄したほうがよいそうです。
でないと色移りする場合があるとか。今回の白化もそれかもしれませんね。
水では落ちず,強くこすると落ちそうでしたがパーツが傷つくのが不安だったので,いろいろ試してみました。
ラッカーシンナーで拭き取るとあらかた落ちたので一安心(^^;
いきなり頓挫かと思いました(^^;
気を取り直して制作再開。
まずは頭の部分。
ランナーからパーツをニッパでおおまかに切り離し,デザインナイフで残ったゲート部分を削り落としていきます。
今回は無塗装で組み上げる予定なので,ランナー跡やパーティングラインはペーパーで磨いたあと,モデリングワックスをすり込んでごまかします(^^;
こまめに仮組みしながら合わない部分は削り,瞬接で接着していきます。
のっぺら顔を合わせてみました。
おお,いい感じ。いまのところ順調です。
同様にフェイスパーツを仕上げます。
眼窩の薄いバリは,パーツを削りすぎないように,デザインナイフで慎重に切り剥がしたあと,ペーパーで仕上げます。
フェイスパーツ仕上げ完成。
白のパーツは目の部分に,ピンクのパーツはお口になります。
さて,ここから今回最大の山場,デカール貼りです(^^;
いきなりお顔は怖いので,まずはお札と湯飲みから。
デカールには余白部分があるので,デザインナイフで慎重に余白部分を切り抜きます。
こんな風に直線だとラクなんですけどね(^^;
水に10秒ほどくぐらせたあと,ぬらした綿棒で慎重にパーツに乗せていきます。
うん,うまくいきました。
同様に湯飲みも,余白を切り抜いてから貼り付けます。
いよいよ問題のお顔部分。お顔二つにデカールは4枚なので,片目につき2回までは失敗できるということになります(^^;
まずはまつげです。
さすがにこれは余白を切り抜くのは怖いので,眼窩に接する部分だけ慎重に切り抜きます。
貼り付け。失敗(^^;
切り抜きを慎重にしすぎて,余った余白部分が眼窩にかかってしまいました。
今度はギリギリまで余白を切り取りにかかります。
デカール単体では小さすぎて切りづらいので,両面テープで適当な紙に貼り付け,こちらを動かしながら切り抜いていきます。
デザインナイフの刃を新品に替え,力が入らないよう軽く軽く切り抜きます。
・・・失敗(^^; 右目の方を切りすぎてしまいました(^^;
おまけに両面テープが強力タイプだったので,剥がしづらいことこの上ない(^^;
先ほどの失敗を教訓に,今度はマスキングテープで固定。
既に右目は2回失敗しているので,もう後がありません(^^;
発想を変えて,余白部分に切れ込みを入れ,眼窩の後ろに回し込んでみることにしました。
水で濡らした綿棒で慎重に位置を合わせます。完成写真や公式blogの写真を見ながら,それらしく見えるよう何度も何度も何度も調整していきます(^^;
貼り付けた後,マークソフターを面相筆で塗り,そのまま筆で眼窩の後ろに余白を押し込んでいきます。
今度はうまくいきました。
同じようにしてもう1つのフェイスパーツも。
マークソフターを塗っているときに,左目の上の細い部分がちぎれたりしましたが(^^;,やり直して何とか成功。
同様にまつげパーツを貼ります。こちらもなかなか位置が合わず,何度も調整を繰り返しました。
そうやって数十分も位置を調整していると,だんだん合っているのかいないのかも分からなくなります(^^;
なお,お顔のデカール貼りに仕掛かってから,ここまでで約2時間(^^; なんとか仕上がりました。
次は瞳です。
こちらはもともと貼り付ける部分よりもデカールのほうが大きく,余った部分は隠れてしまうので,こちらも余白は切り取らずにいきます。
瞳はまつげよりもさらに難物。
とりあえず位置を仮決めし,実際にフェイスパーツと組んで,合わなければ外して調整の繰り返し。
瞳を貼り付けるだけでさらに2時間かかりました(^^;
ほっぺの斜線を張り忘れていたので,それぞれ貼り付けます。
既に貼ってあるまつげや眉毛に触らないよう,慎重に。
のっぺら顔にもパーツを貼り,ようやくデカール貼り完了。
この時点でもう精根尽き果てた感じです(^^;
後編に続く
なお,わたしはこれが人生初ガレキとなります(^^;
後編はこちら。
先日の トレフェス神戸1 で リキッドストーン さんのフルカラーレジンキットをまとめ買いし,さてどれから手を付けようかと悩むことしばし。
なにせわたしは今回が初のガレージキット制作。考えたくないくらい昔の小学生時分に,プラモデルを作った経験がある程度です(^^;
説明書を見比べて,一番簡単そうな霊夢さんから取りかかることにしました。
以下は,制作に当たって参考にしたサイトさん。
- 風民風味 さん
- まめ霊夢を制作された風民さんのblog。
特に デカール張り の部分は参考になりました。 - りゅんりゅん亭 さん
- 同じくカラーレジンキットを出されているディーラさん。
制作講座 が初心者向きで詳しくてありがたかったです。 - とあるひのコタツガ さん
- 入歯洗浄剤で離型剤を落とす 含め全般的に参考にさせていただきました。
- Citz さん
- 同じく リキッドストーン さんのフルカラーレジンキットを制作されており,また同じくガレキ初心者ということで, フィギュア作成 カテゴリや使用工具などを参考にさせていただきました。
なお,初心者を言い訳にするつもりはありませんが,なにせこれが初のガレキ制作。
とんちんかんなことを書いていることもあるかと思われますので,あまり鵜呑みにしないほうがいいです(^^;
だいたい揃っていたのですが,ニッパだけは買い足しました。
いや,あるにはあるのですが,ごっつい鋼線ニッパとか,電子工作用の押さえ付きニッパとかしか無かったので(^^;
- ニッパ。今回買い足した,タミヤの薄刃ニッパ。
- デザインナイフ。大きいのは普段使い,小さいのはデカール用。
大きいほうは今回一番活躍しました。 - 平ヤスリ。ジョイントやプラサポをガリガリ削るときに。
- 精密ヤスリ。ホームセンターで5本組1,000円くらいのやつ。こちらも大活躍でした。
- ピンバイス。大小2つ。
- ドリル刃。一番右は,今回買い足した2.9mmのもの。
あとは普通の0.5mm, 1mm, 1.5mm, 2mm, 2.5mm, 3mmの組みで事足りました。 - タミヤのモデリングドリルチャック。
3mm近いドリル刃だと,ピンバイスでは大きすぎ,電動ドリルではアバウトすぎると思って購入。
でかすぎ重すぎで使いづらかった(^^; - ノギス。ジョイント軸や穴の深さを計測するため。
これはデジタルですが,普通のやつも深さ計測に使いました。 - ラジオペンチ。ピンセットでは押さえる力が足りないときに。
- 瞬間接着剤と硬化剤。瞬接はWAVEの高強度とハイスピードの2種類。
主に高強度を使用しました。 - タミヤのゼリー状瞬間接着剤。ほとんど使いませんでした(^^;
- タミヤのモデリングワックス。パーティングラインを消した後などをごまかすため(^^;
- ピンセット。ストレートなのと曲がったの,あとデカール用。
- クレオスのマークセッターとマークソフター。セッターのほうは使いませんでした(^^;
- リュータ。なくても問題ないですがあると便利。
おおざっぱな削りやジョイントの軸切断に活躍しました。 - 耐水ペーパ用の水を入れる皿。元はコンビニざるそばのつゆ容器(^^;
- ゴーグル。特に電動工具を使う際は必須。
- ペーパータオル。大きいままの他に,こうやって小さく切っておくと何かと便利でした。
今回使ったのは自動車整備用の厚くて丈夫なもの。
他に耐水ペーパー400番,600番,1000番,1500番や綿棒,爪楊枝など。
左に移っている黒のリングは,写真撮影に使っているリングライト。
スタンド代わりに使用したのですが,影が出来にくく,撮影時もラクでした。
ほんとに作れるのかいなと不安になります(^^;
ジョイントは白・フレッシュ・黒が各1枚。
風民氏のblog でも告知されていた,説明書間違いの訂正も一枚ありました。
りゅんりゅん亭 さんでも推奨されていますしね。
激しく泡だっています(^^;
ギャーッ白化した(^^;
4錠は多すぎたのか漬けている時間が長すぎたのか(^^;
主に赤と黒のパーツに目立ちましたが,不思議なことに同じ色でも影響のあるパーツとないパーツがあり,一番ひどかったのがスカートのパーツ。
これだけ艶ありだったからそのせいもあるのかなぁ。
(05/11追記) カラーレジンを入れ歯洗浄剤で洗浄する際は,色別に分けて洗浄したほうがよいそうです。
でないと色移りする場合があるとか。今回の白化もそれかもしれませんね。
ラッカーシンナーで拭き取るとあらかた落ちたので一安心(^^;
いきなり頓挫かと思いました(^^;
まずは頭の部分。
ランナーからパーツをニッパでおおまかに切り離し,デザインナイフで残ったゲート部分を削り落としていきます。
今回は無塗装で組み上げる予定なので,ランナー跡やパーティングラインはペーパーで磨いたあと,モデリングワックスをすり込んでごまかします(^^;
おお,いい感じ。いまのところ順調です。
眼窩の薄いバリは,パーツを削りすぎないように,デザインナイフで慎重に切り剥がしたあと,ペーパーで仕上げます。
白のパーツは目の部分に,ピンクのパーツはお口になります。
いきなりお顔は怖いので,まずはお札と湯飲みから。
こんな風に直線だとラクなんですけどね(^^;
うん,うまくいきました。
さすがにこれは余白を切り抜くのは怖いので,眼窩に接する部分だけ慎重に切り抜きます。
切り抜きを慎重にしすぎて,余った余白部分が眼窩にかかってしまいました。
デカール単体では小さすぎて切りづらいので,両面テープで適当な紙に貼り付け,こちらを動かしながら切り抜いていきます。
デザインナイフの刃を新品に替え,力が入らないよう軽く軽く切り抜きます。
・・・失敗(^^; 右目の方を切りすぎてしまいました(^^;
おまけに両面テープが強力タイプだったので,剥がしづらいことこの上ない(^^;
発想を変えて,余白部分に切れ込みを入れ,眼窩の後ろに回し込んでみることにしました。
貼り付けた後,マークソフターを面相筆で塗り,そのまま筆で眼窩の後ろに余白を押し込んでいきます。
今度はうまくいきました。
マークソフターを塗っているときに,左目の上の細い部分がちぎれたりしましたが(^^;,やり直して何とか成功。
そうやって数十分も位置を調整していると,だんだん合っているのかいないのかも分からなくなります(^^;
なお,お顔のデカール貼りに仕掛かってから,ここまでで約2時間(^^; なんとか仕上がりました。
こちらはもともと貼り付ける部分よりもデカールのほうが大きく,余った部分は隠れてしまうので,こちらも余白は切り取らずにいきます。
とりあえず位置を仮決めし,実際にフェイスパーツと組んで,合わなければ外して調整の繰り返し。
瞳を貼り付けるだけでさらに2時間かかりました(^^;
既に貼ってあるまつげや眉毛に触らないよう,慎重に。
この時点でもう精根尽き果てた感じです(^^;
後編に続く
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Comments:2
- トモ 09-05-11 (月) 3:23
-
前編のまつげデカールについてですが
特に切れ込みをいれずデフォルトのままの状態で位置を決めたら
デーカルの上からマークセッターを塗ると
余った透明部分が眼窩の後ろに自然に回りキレイになりますよこれはマークセッターのデーカルを柔らかくする効果を利用したものです。
マークセッターは元来下に塗るものですがこういう使い方で楽できます。
魔理沙で余裕があればお試しアレ。 - スパ 09-05-12 (火) 0:19
-
アドバイスありがとうございます~。
最初切れ込みを入れないで後ろに回したのですが,皺がよってギザギザになってしまったので切り込みを入れてみたんです。
ソフターじゃなくてセッターを使えばよかったのかな?
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