- 2008-10-06 (月) 05:39
- 未分類
先日購入したBDレコーダ,
Panasonic DIGA DMR-BW930
の簡単なインプレッション。
の,つもりがえらく長くなりました(^^;
やはり昔年のBD vs HD-DVDの決着がついたのが大きいのでしょう。最近のBDの普及具合は目覚ましいものがあり,特にBDレコーダは完全にDVDレコーダに取って代わる勢いを見せています。
圧縮技術の進歩で,それまで放送そのもののTSでしか録画できなかったのがMPEG-4 AVCで録画できるようになり,一枚のBDやDVDに長時間録画できるようになったのも,普及に拍車をかけているのでしょう。
SDとHDの画質差は圧倒的であり,HDで録画したものをSDに落として保存するのにはガマンがならなかったわたしでも(^^;,AVC録画の画質は十分許容範囲です。
ずっと購入を検討していたのですが,この秋にPanasonicとSONYの新製品が出そろったこともあって,いよいよ購入に踏み切りました。
購入対象は最初からPanasonicかSONYの製品に決め打ちしていました。やはりBDのリーディングカンパニーとしての信頼感は絶対です。
また,HDDはあればあるだけ使うということも分かっているので(^^;,HDDは1TBのモデルを。これまでと比べて圧縮して保存できる分,HDD容量はそう食わないとも考えられますし,コストパフォーマンスを考えると1TBモデルは500GBモデルに比べかなり割高なのですけどね。
とりあえずでかいの買っておけば間違いないと(^^;
あとはPanasonicかSONYかなのですが,ぶっちゃけ完成度は今回はSONYのほうが上かなと(^^;
画質音質は詳細に比較していないので不明ですが,製品としての高級感は BDZ-X100 のほうが遙かに上です(^^;
関連:遂にBDレコーダを投入しました! (楽画喜堂 さん)
それでもあっさりPanasonicに決定したのは,ひとえにi.Link TSの存在です。
わたしが購入する最初のBDレコーダということで,これまでDVDレコーダに塩漬けにされていた(^^;TS録画の番組を,ムーブしてBDに落とすということが大きな使用目的として挙げられます。
BD発売が決定している,もしくはそのうち出るだろうという映画やアニメは既にあらかた消してしまいましたが,それでもSTAR WARSや指輪物語のようにいつ発売されるかサッパリなもの,ライヴやNHKの特集のようにそもそも発売されるとは思えない番組が消せずに残っており,HDDを圧迫しているのをなんとかしたかったのです。
規格メーカにもかかわらず,もはやほとんどi.Linkはビデオカメラ接続端子としてしか見ていないSONYに対し,PanasonicはBW200のころから,他社製品からのTSムーブには定評があります。
今まで使用していたHITACHI DV-DH1000Wからも,裏技使用とはいえムーブ可能なので,現在せっせと撮り溜めた番組をBW930にムーブしているところです。
関連:ITmedia +D LifeStyle:発売前に大きく改善されたブルーレイDIGA“へ”のムーブ (1/2)
ムーブ時の注意点として,i.Linkケーブルで2台をつないだまま1000Wの電源を落とすと,次回に電源を入れた際にえんえん”HELLO”表示を繰り返して起動しないという問題点があります。
こうなったら前面扉の中にあるリセットスイッチのお世話になるしかないので,電源を落とすときはi.Linkケーブルは抜いておきましょう。
また,残念ながら複数番組のムーブは出来ないようです。
もう1台のTOSHIBA RD-X6からは,Rec-POT経由でないとBWにはムーブ不可なのですが,こちらの方は見て消し用の番組しか録画していなかったので問題なし。今回のBW930購入で,X6は引退ですね。
これでBW930と1000Wの2台で,4チューナ合計2TBの環境になりました。これなら当分は安泰でしょう(^^;
前面。悪くはないのですが,最高機種とは思えない安っぽさが(^^;
もはやレコーダに高級機種など望めないというのは分かっているのですが,もう少し所有する喜びを味わせてほしいなぁ(^^;
後面端子類。BW930のささやかなプレミアとして,全端子金メッキです(^^;
デジタル出力が同軸と光両方あるのはうれしいかも。
前面扉内部には,i.Link端子,SDカードスロット,簡単な操作ボタンが並びます。悪名高いB-CASカードスロットも(^^;
前面には今までおなじみだった赤白黄色ピンジャックS端子はありません。まあ,今となってはほとんど使いませんし。
裏面。いちおう申し訳程度にインシュレータが(^^;
付属品一覧。
悪名高き,Panaリモコン(^^;
大きなボタンに大きな文字で,初心者向けとは言えそうですが,その割には「消去」「チャプターマーク」などのボタンがやたら押しやすい場所にあるのが疑問です(^^;
もともとプロジェクタで視聴することが多いわたしは,リモコンも自照可能が必須で,普段は学習リモコン, Marantz RC1400 を使っているので問題なしです。
この学習リモコン,今となっては生産中止ですが,片手でブラインドタッチが出来て,自照可能で,レコーダのボタン数の多さに対応できるのはこれくらいしかないのです。
肝心のAVC録画の画質ですが,想像よりもかなり良好でした。
BW930は放送そのままのDRに加え,HG,HX,HE,HLの4種類の圧縮録画に対応しており,それぞれ1枚のBD-R 25GBに地上デジタル番組で,約3時間,4時間,6時間,9時間,12時間録画可能です。
HGはぱっと見DRと区別が付きません。CGメインのHDアニメや,あとちょっとで1枚に収まりきらないけど,BD-R DLに保存するまでもない映画などによさそう。
HXはちょっと精細感が無くなりますが,十分満足。アニメはこのモードがメインになるかな。
HEはさすがに画面全体で大きく動くときなどに破綻が見られますが,それでも十分きれい。アニメのアプコン放送ならこれでもいいかも(^^;
HLもHD番組の精細感は残っています。一度見たら消すバラエティなんかはこれでも十分。
自動チャプタ機能もかなり正確で,CMをサクサクスキップできるのは頼もしいです。
1フレームのズレも許さん!というのでなければ,そのままさっくりCMカットしてBDに焼けます。
不満な点としては,とにかく動作がもっさり(^^;
モードが切り替わるごとに5秒くらい待たされ,一覧でのカーソル動作もキビキビとはとても言えません。
もっさりはX6で慣れていますが(^^;,それでもやはりストレスは溜まりますね。
非力なシステムに対し,UIをリッチにしすぎなのではと思いますが,UIがショボいと売れないんでしょうね・・・。
また,30秒スキップはあるのに10秒バックボタンがないのはアホとしか思えません(^^;
BWで録画したものは自動チャプタがあるのでまだいいのですが,1000Wからムーブしたものを視聴するときは大変です(^^;
あと,BD-REへの追加ダビングで,ときどきエラーになるのが気になりました。REはPanasonic,TDKを試してみましたが,どちらも同様。
何度か繰り返すとそのうち成功しますが,かなり不安です。
あと,下位機種のBW830に比べ,BW930の利点はHDD容量と一部部品の高品質化くらいで,プレミア感が希薄というのが不満(^^;
裏を返せば,ほとんど半額程度で買えるBW830がお得ということなのですが・・・。
現在のAVラック。雑然としていますがご容赦を(^^;
いまだにブラウン管のTVの上に置かれているのは,自作のIRリピータ。ラックの前にプロジェクタ用のスクリーンが降りてくるので,そのままだとリモコンの赤外線が受信できないのです(^^;
配線図はこちら。もはやカオスですな(^^;
これ以外にもアンテナケーブルやLANケーブルがあるわけで,いったい部屋を何本のケーブルが這い回っているのか,考えたくもないです(^^;
もっさり具合は少々予想を超えていましたが(^^;全体的にはかなり満足。なによりいつ飛ぶか分からないHDDに塩漬けになっていた番組が,ようやく最終保存先に移動出来るのがうれしいですね。
の,つもりがえらく長くなりました(^^;
やはり昔年のBD vs HD-DVDの決着がついたのが大きいのでしょう。最近のBDの普及具合は目覚ましいものがあり,特にBDレコーダは完全にDVDレコーダに取って代わる勢いを見せています。
圧縮技術の進歩で,それまで放送そのもののTSでしか録画できなかったのがMPEG-4 AVCで録画できるようになり,一枚のBDやDVDに長時間録画できるようになったのも,普及に拍車をかけているのでしょう。
SDとHDの画質差は圧倒的であり,HDで録画したものをSDに落として保存するのにはガマンがならなかったわたしでも(^^;,AVC録画の画質は十分許容範囲です。
ずっと購入を検討していたのですが,この秋にPanasonicとSONYの新製品が出そろったこともあって,いよいよ購入に踏み切りました。
購入対象は最初からPanasonicかSONYの製品に決め打ちしていました。やはりBDのリーディングカンパニーとしての信頼感は絶対です。
また,HDDはあればあるだけ使うということも分かっているので(^^;,HDDは1TBのモデルを。これまでと比べて圧縮して保存できる分,HDD容量はそう食わないとも考えられますし,コストパフォーマンスを考えると1TBモデルは500GBモデルに比べかなり割高なのですけどね。
とりあえずでかいの買っておけば間違いないと(^^;
あとはPanasonicかSONYかなのですが,ぶっちゃけ完成度は今回はSONYのほうが上かなと(^^;
画質音質は詳細に比較していないので不明ですが,製品としての高級感は BDZ-X100 のほうが遙かに上です(^^;
関連:遂にBDレコーダを投入しました! (楽画喜堂 さん)
それでもあっさりPanasonicに決定したのは,ひとえにi.Link TSの存在です。
わたしが購入する最初のBDレコーダということで,これまでDVDレコーダに塩漬けにされていた(^^;TS録画の番組を,ムーブしてBDに落とすということが大きな使用目的として挙げられます。
BD発売が決定している,もしくはそのうち出るだろうという映画やアニメは既にあらかた消してしまいましたが,それでもSTAR WARSや指輪物語のようにいつ発売されるかサッパリなもの,ライヴやNHKの特集のようにそもそも発売されるとは思えない番組が消せずに残っており,HDDを圧迫しているのをなんとかしたかったのです。
規格メーカにもかかわらず,もはやほとんどi.Linkはビデオカメラ接続端子としてしか見ていないSONYに対し,PanasonicはBW200のころから,他社製品からのTSムーブには定評があります。
今まで使用していたHITACHI DV-DH1000Wからも,裏技使用とはいえムーブ可能なので,現在せっせと撮り溜めた番組をBW930にムーブしているところです。
関連:ITmedia +D LifeStyle:発売前に大きく改善されたブルーレイDIGA“へ”のムーブ (1/2)
ムーブ時の注意点として,i.Linkケーブルで2台をつないだまま1000Wの電源を落とすと,次回に電源を入れた際にえんえん”HELLO”表示を繰り返して起動しないという問題点があります。
こうなったら前面扉の中にあるリセットスイッチのお世話になるしかないので,電源を落とすときはi.Linkケーブルは抜いておきましょう。
また,残念ながら複数番組のムーブは出来ないようです。
もう1台のTOSHIBA RD-X6からは,Rec-POT経由でないとBWにはムーブ不可なのですが,こちらの方は見て消し用の番組しか録画していなかったので問題なし。今回のBW930購入で,X6は引退ですね。
これでBW930と1000Wの2台で,4チューナ合計2TBの環境になりました。これなら当分は安泰でしょう(^^;
もはやレコーダに高級機種など望めないというのは分かっているのですが,もう少し所有する喜びを味わせてほしいなぁ(^^;
デジタル出力が同軸と光両方あるのはうれしいかも。
前面には今までおなじみだった赤白黄色ピンジャックS端子はありません。まあ,今となってはほとんど使いませんし。
大きなボタンに大きな文字で,初心者向けとは言えそうですが,その割には「消去」「チャプターマーク」などのボタンがやたら押しやすい場所にあるのが疑問です(^^;
もともとプロジェクタで視聴することが多いわたしは,リモコンも自照可能が必須で,普段は学習リモコン, Marantz RC1400 を使っているので問題なしです。
この学習リモコン,今となっては生産中止ですが,片手でブラインドタッチが出来て,自照可能で,レコーダのボタン数の多さに対応できるのはこれくらいしかないのです。
肝心のAVC録画の画質ですが,想像よりもかなり良好でした。
BW930は放送そのままのDRに加え,HG,HX,HE,HLの4種類の圧縮録画に対応しており,それぞれ1枚のBD-R 25GBに地上デジタル番組で,約3時間,4時間,6時間,9時間,12時間録画可能です。
HGはぱっと見DRと区別が付きません。CGメインのHDアニメや,あとちょっとで1枚に収まりきらないけど,BD-R DLに保存するまでもない映画などによさそう。
HXはちょっと精細感が無くなりますが,十分満足。アニメはこのモードがメインになるかな。
HEはさすがに画面全体で大きく動くときなどに破綻が見られますが,それでも十分きれい。アニメのアプコン放送ならこれでもいいかも(^^;
HLもHD番組の精細感は残っています。一度見たら消すバラエティなんかはこれでも十分。
自動チャプタ機能もかなり正確で,CMをサクサクスキップできるのは頼もしいです。
1フレームのズレも許さん!というのでなければ,そのままさっくりCMカットしてBDに焼けます。
不満な点としては,とにかく動作がもっさり(^^;
モードが切り替わるごとに5秒くらい待たされ,一覧でのカーソル動作もキビキビとはとても言えません。
もっさりはX6で慣れていますが(^^;,それでもやはりストレスは溜まりますね。
非力なシステムに対し,UIをリッチにしすぎなのではと思いますが,UIがショボいと売れないんでしょうね・・・。
また,30秒スキップはあるのに10秒バックボタンがないのはアホとしか思えません(^^;
BWで録画したものは自動チャプタがあるのでまだいいのですが,1000Wからムーブしたものを視聴するときは大変です(^^;
あと,BD-REへの追加ダビングで,ときどきエラーになるのが気になりました。REはPanasonic,TDKを試してみましたが,どちらも同様。
何度か繰り返すとそのうち成功しますが,かなり不安です。
あと,下位機種のBW830に比べ,BW930の利点はHDD容量と一部部品の高品質化くらいで,プレミア感が希薄というのが不満(^^;
裏を返せば,ほとんど半額程度で買えるBW830がお得ということなのですが・・・。
いまだにブラウン管のTVの上に置かれているのは,自作のIRリピータ。ラックの前にプロジェクタ用のスクリーンが降りてくるので,そのままだとリモコンの赤外線が受信できないのです(^^;
配線図はこちら。もはやカオスですな(^^;
これ以外にもアンテナケーブルやLANケーブルがあるわけで,いったい部屋を何本のケーブルが這い回っているのか,考えたくもないです(^^;
もっさり具合は少々予想を超えていましたが(^^;全体的にはかなり満足。なによりいつ飛ぶか分からないHDDに塩漬けになっていた番組が,ようやく最終保存先に移動出来るのがうれしいですね。
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