- 2011-03-04 (金) 07:29
- 未分類
USB3.0対応のUSBハブ
バッファローコクヨサプライ BSH4A03U3BK
,USBメモリ
Sharkoon Flexi-Drive Extreme Duo SHA-FDEXDUO-16G
,カードリーダ
ELECOM MR3-A001BK
の簡単なレビューです。
PC関連の接続規格として広く普及しているUSB2.0,その上位規格として2008年に策定されたUSB3.0。
最大データ転送速度が2.0の480Mbpsから10倍以上の5Gbpsになり,電力供給能力も2.0の5V 500mAから900mAになりました。
USB2.0は,特に転送速度の面で,昨今のストレージ高速化によって頭打ち感が強く,早いとこ3.0が普及して欲しいのですが,なかなか普及しませんね。
まだハブなどの対応機器が高価なことと,なによりIntel,AMDともにまだチップセットで対応していないのが痛いです。
それでも外付けHDDやUSBメモリなどで少しずつ対応機器は増えてきており,個人的にずっと待ち望んでいた3.0対応のカードリーダがようやく手に入るようになってきたので,ハブを含めて買ってきました。
まずは写真左のUSB3.0対応のUSBハブ,
バッファローコクヨサプライ BSH4A03U3BK
。
定価は8,000円。 Amazon で4,242円。大阪日本橋の店頭でもだいたい同程度でした。
USB2.0のハブと比べるとビックリするくらい高価です。
最近はM/Bの裏に8個,ケース前面に2個くらいはUSB2.0のポートがあるので,そもそもUSBハブが必要な場合は少ないですしね。
ですが,まだUSB3.0はM/Bの背面に2ポートのみという場合が多いので,USBハブは必要。
久しぶりににUSBハブを購入しました。
付属品はACアダプタとUSB3.0マイクロBのケーブル。
バスパワー,セルフパワー両対応です。
ごくごく普通の,ちょっと大きめのUSBハブ。
表面が光沢仕様なので,指紋が目立ちやすいのが難。
ポートにはUSB3.0推奨の青のセパレータが。
ACアダプタはコンパクトですが,マルチタップには刺しにくいかも。
USB3.0のケーブルはシールドされていることもあり,太くて扱いづらいです。
・・・USBのハブなんて繋がれば問題ないので,レビューすべきことがあまりないのです(^^;
続いてUSB3.0対応のUSBメモリ,
Sharkoon Flexi-Drive Extreme Duo SHA-FDEXDUO-16G
。
お値段は Amazon で7,348円。日本橋の店頭だと6,000円程度で売っているところもあります。
聞いたことない妖しげなメーカなのに(^^;,やはりUSB2.0のメモリと比べるとかなり高いです。
ラインナップとしては16GB,32GBがあるようですが,日本で見かけるのはまだこの16GBのモデルのみ。
最近は32GB,64GBが当たり前のUSBメモリなので,ちょっと少なめですね。
わりあい早くからUSB3.0対応のメモリを出していたSuper TalentやADATAではなく,さらに最近3.0対応のUSBメモリを発売したI/OデータやBUFFALOでもなく,この容量少ない,値段高い,メーカ妖しい(^^;と三重苦のUSBメモリを購入したのはわけがあります。
このUSBメモリ,公式サイトではっきりとSLC NANDフラッシュメモリを使用していると謳っている貴重なUSBメモリなんです。
USB2.0のころにもSLCチップを使ったUSBメモリはありましたが,はっきりSLC使用と謳っているものは意外と少なく,ひどいときにはロットが変わるとMLCに変わっていたということもありました(^^;
ハードな使い方が多いUSBメモリで,信頼性の高いSLCフラッシュ使用はポイント高いです。
もっとも妖しいメーカで信頼性は帳消し,そもそも最近は情報流出防止でたいがいの企業でUSBメモリ使用禁止なので,めっきりUSBメモリを使う機会は減っているのですが(^^;
こちらもコネクタ絶縁部は青。
キャップはお尻に付けられるようにはなっていないので,紛失しやすいかも。
お尻にはストラップホールがあります。
早速USB3.0でどの程度早くなるのか,ベンチマークテスト。
テスト環境
CPU:Intel Core i7-950 BOX (LGA1366 Bloomfield 3.06GHz(3.33GHz/TB) quad 8MB/L3 4.8GT/s 130W)
M/B:ASUS Rampage III Formula (X58+ICH10 LGA1366 ATX)
M/BのUSB2.0ポートに接続。フォーマットはFAT32。
まあ,USBメモリなら速くてもこんな数字でしょうね。
M/BのUSB3.0ポートに接続。
バカっ速(^^; USB2.0接続と比べ,約5倍の速度を叩き出しています。
実際にファイルをコピーしてみても,GBクラスのファイルがスルスルと飲み込まれていきます。
USB3.0対応ハブ経由。
M/Bのポート直差しと変わりませんね。
フォーマットをNTFSに。
こちらもさしたる変化はないですね。
いや,予想以上に速かったです。
今までUSBメモリでは体感したことのない使用感ですね。
USBメモリを頻繁に使う人なら,例えPCがUSB3.0未対応だったとしても,I/Fボードとセットで購入するだけの価値はあるかと。
ラストはUSB3.0対応のカードリーダ,
ELECOM MR3-A001BK
。
定価は7,035円。 Amazon で4,279円。1,000円もあれば買えるUSB2.0のものと比べるとやはり高価。
現在USB3.0対応のカードリーダは,このエレコムのもの, ロアス のもの,近日発売予定の バッファローコクヨサプライ のものが主ですが,いずれも最近発売,もしくは発売前のせいか,大阪日本橋の店頭では見あたりませんでした。
個人的にはようやく発売してくれたという感の強い,USB3.0対応のカードリーダ。
もっと早くに発売されなかったのは,やはりコストの為でしょうか。
付属品はUSB3.0のケーブルのみ。
サイズはなかなかコンパクト。
CF・SD・MS・xDと,普通に使うようなフォーマットはほぼ網羅しています。
左はUSB3.0ハブ,右がカードリーダ。
どちらもコネクタはUSB3.0のマイクロB仕様。
左が今回購入のカードリーダ。右は今まで使っていた,USB2.0のELECOM MR-A005BK。
右に比べ,SD・CFとも差し込みが浅くて使いづらいです。
右のカードリーダははSDはワンプッシュリリースですが,左は手で引き抜く必要があります。
ベンチマークに使ったカード類。
左から順に,
CF Transcend TS16GCF600 (16GB 600X)
CF PQI (16GB 120X)
CF ADATA (8GB 266X)
SDHC Transcend (16GB Class6)
SDHC Eye-Fi Pro X2 (8GB Class6)
ELECOM MR-A005BK(USB2.0) + CF Transcend TS16GCF600 (16GB 600X)
安いわりに高速なCFですが,USB2.0のカードリーダだとRead,Write共に完全に頭打ちです。
ELECOM MR3-A001BK(USB3.0) + CF Transcend TS16GCF600 (16GB 600X)
USB3.0だと,2.0の倍以上出ますね。UDMAの本領発揮です。
ただ,公称Read92MB/s,Write87MB/sなので,もう少し出てもいい気がします。
ELECOM MR-A005BK(USB2.0) + CF ADATA (8GB 266X)
こちらはちょっと古いCFですが,やはりUSB2.0だと頭打ち感が。
ELECOM MR3-A001BK(USB3.0) + CF ADATA (8GB 266X)
TS16GCF600ほどではありませんが,やはりUSB3.0では高速化されます。
ELECOM MR-A005BK(USB2.0) + CF PQI (16GB 120X)
格安のCFで速度的には期待できないのですが,それでもUSB2.0では力不足。
ELECOM MR3-A001BK(USB3.0) + CF PQI (16GB 120X)
USB3.0でならこのくらいは出ます。
ELECOM MR-A005BK(USB2.0) + SDHC Transcend (16GB Class6)
SDカードは最近の速いものは持っていないので,USB2.0でもまだ余裕があります。
ELECOM MR3-A001BK(USB3.0) + SDHC Transcend (16GB Class6)
微妙に速くなっていますが,これはカードリーダ自体の性能の違いと見るべきでしょう。
ELECOM MR-A005BK(USB2.0) + SDHC Eye-Fi Pro X2 (8GB Class6)
こちらは無線LAN搭載のSDカード。速度は大したこと無いです。
ELECOM MR3-A001BK(USB3.0) + SDHC Eye-Fi Pro X2 (8GB Class6)
このくらいの速度のカードなら,USB2.0でも十分ですね。
UDMA対応のCFや,UHS-i対応のSDなど,高速なメモリカードではUSB2.0はすでに力不足。
それらのカードを使っていて,RAW画像などで大量のデータ転送を頻繁に行うのであれば,ようやく登場したUSB3.0対応のカードリーダは役に立つでしょう。
使っているカードが遅かったり,それほど転送量が多くないのであれば,まだまだ高価なUSB3.0対応のカードリーダは必要ないでしょう。
今のUSB2.0対応のカードリーダくらい安くなってからで十分。
わたしの場合は・・・。そもそも最近はカメラ-PC間でケーブル直かEye-Fiで無線転送がほとんどで,カードリーダを使うのはイベント撮影時くらい(^^;
待ち望んでいたUSB3.0対応のカードリーダですが,もう少し早く出してほしかったなぁ(^^;
PC関連の接続規格として広く普及しているUSB2.0,その上位規格として2008年に策定されたUSB3.0。
最大データ転送速度が2.0の480Mbpsから10倍以上の5Gbpsになり,電力供給能力も2.0の5V 500mAから900mAになりました。
USB2.0は,特に転送速度の面で,昨今のストレージ高速化によって頭打ち感が強く,早いとこ3.0が普及して欲しいのですが,なかなか普及しませんね。
まだハブなどの対応機器が高価なことと,なによりIntel,AMDともにまだチップセットで対応していないのが痛いです。
それでも外付けHDDやUSBメモリなどで少しずつ対応機器は増えてきており,個人的にずっと待ち望んでいた3.0対応のカードリーダがようやく手に入るようになってきたので,ハブを含めて買ってきました。
定価は8,000円。 Amazon で4,242円。大阪日本橋の店頭でもだいたい同程度でした。
USB2.0のハブと比べるとビックリするくらい高価です。
最近はM/Bの裏に8個,ケース前面に2個くらいはUSB2.0のポートがあるので,そもそもUSBハブが必要な場合は少ないですしね。
ですが,まだUSB3.0はM/Bの背面に2ポートのみという場合が多いので,USBハブは必要。
久しぶりににUSBハブを購入しました。
バスパワー,セルフパワー両対応です。
表面が光沢仕様なので,指紋が目立ちやすいのが難。
USB3.0のケーブルはシールドされていることもあり,太くて扱いづらいです。
・・・USBのハブなんて繋がれば問題ないので,レビューすべきことがあまりないのです(^^;
お値段は Amazon で7,348円。日本橋の店頭だと6,000円程度で売っているところもあります。
聞いたことない妖しげなメーカなのに(^^;,やはりUSB2.0のメモリと比べるとかなり高いです。
ラインナップとしては16GB,32GBがあるようですが,日本で見かけるのはまだこの16GBのモデルのみ。
最近は32GB,64GBが当たり前のUSBメモリなので,ちょっと少なめですね。
わりあい早くからUSB3.0対応のメモリを出していたSuper TalentやADATAではなく,さらに最近3.0対応のUSBメモリを発売したI/OデータやBUFFALOでもなく,この容量少ない,値段高い,メーカ妖しい(^^;と三重苦のUSBメモリを購入したのはわけがあります。
このUSBメモリ,公式サイトではっきりとSLC NANDフラッシュメモリを使用していると謳っている貴重なUSBメモリなんです。
USB2.0のころにもSLCチップを使ったUSBメモリはありましたが,はっきりSLC使用と謳っているものは意外と少なく,ひどいときにはロットが変わるとMLCに変わっていたということもありました(^^;
ハードな使い方が多いUSBメモリで,信頼性の高いSLCフラッシュ使用はポイント高いです。
もっとも妖しいメーカで信頼性は帳消し,そもそも最近は情報流出防止でたいがいの企業でUSBメモリ使用禁止なので,めっきりUSBメモリを使う機会は減っているのですが(^^;
キャップはお尻に付けられるようにはなっていないので,紛失しやすいかも。
早速USB3.0でどの程度早くなるのか,ベンチマークテスト。
テスト環境
CPU:Intel Core i7-950 BOX (LGA1366 Bloomfield 3.06GHz(3.33GHz/TB) quad 8MB/L3 4.8GT/s 130W)
M/B:ASUS Rampage III Formula (X58+ICH10 LGA1366 ATX)
まあ,USBメモリなら速くてもこんな数字でしょうね。
バカっ速(^^; USB2.0接続と比べ,約5倍の速度を叩き出しています。
実際にファイルをコピーしてみても,GBクラスのファイルがスルスルと飲み込まれていきます。
M/Bのポート直差しと変わりませんね。
こちらもさしたる変化はないですね。
いや,予想以上に速かったです。
今までUSBメモリでは体感したことのない使用感ですね。
USBメモリを頻繁に使う人なら,例えPCがUSB3.0未対応だったとしても,I/Fボードとセットで購入するだけの価値はあるかと。
定価は7,035円。 Amazon で4,279円。1,000円もあれば買えるUSB2.0のものと比べるとやはり高価。
現在USB3.0対応のカードリーダは,このエレコムのもの, ロアス のもの,近日発売予定の バッファローコクヨサプライ のものが主ですが,いずれも最近発売,もしくは発売前のせいか,大阪日本橋の店頭では見あたりませんでした。
個人的にはようやく発売してくれたという感の強い,USB3.0対応のカードリーダ。
もっと早くに発売されなかったのは,やはりコストの為でしょうか。
CF・SD・MS・xDと,普通に使うようなフォーマットはほぼ網羅しています。
どちらもコネクタはUSB3.0のマイクロB仕様。
右に比べ,SD・CFとも差し込みが浅くて使いづらいです。
右のカードリーダははSDはワンプッシュリリースですが,左は手で引き抜く必要があります。
左から順に,
CF Transcend TS16GCF600 (16GB 600X)
CF PQI (16GB 120X)
CF ADATA (8GB 266X)
SDHC Transcend (16GB Class6)
SDHC Eye-Fi Pro X2 (8GB Class6)
安いわりに高速なCFですが,USB2.0のカードリーダだとRead,Write共に完全に頭打ちです。
USB3.0だと,2.0の倍以上出ますね。UDMAの本領発揮です。
ただ,公称Read92MB/s,Write87MB/sなので,もう少し出てもいい気がします。
こちらはちょっと古いCFですが,やはりUSB2.0だと頭打ち感が。
TS16GCF600ほどではありませんが,やはりUSB3.0では高速化されます。
格安のCFで速度的には期待できないのですが,それでもUSB2.0では力不足。
USB3.0でならこのくらいは出ます。
SDカードは最近の速いものは持っていないので,USB2.0でもまだ余裕があります。
微妙に速くなっていますが,これはカードリーダ自体の性能の違いと見るべきでしょう。
こちらは無線LAN搭載のSDカード。速度は大したこと無いです。
このくらいの速度のカードなら,USB2.0でも十分ですね。
UDMA対応のCFや,UHS-i対応のSDなど,高速なメモリカードではUSB2.0はすでに力不足。
それらのカードを使っていて,RAW画像などで大量のデータ転送を頻繁に行うのであれば,ようやく登場したUSB3.0対応のカードリーダは役に立つでしょう。
使っているカードが遅かったり,それほど転送量が多くないのであれば,まだまだ高価なUSB3.0対応のカードリーダは必要ないでしょう。
今のUSB2.0対応のカードリーダくらい安くなってからで十分。
わたしの場合は・・・。そもそも最近はカメラ-PC間でケーブル直かEye-Fiで無線転送がほとんどで,カードリーダを使うのはイベント撮影時くらい(^^;
待ち望んでいたUSB3.0対応のカードリーダですが,もう少し早く出してほしかったなぁ(^^;
Comments:2
- 天狗さま 11-03-04 (金) 17:04
-
私もNikonのデジタル一眼レフを使うようになってからはNikonTransferにばかりお世話になっています.
カメラの時間をPCと合わせられるのは便利だな~と.
Olympusではなかったんですよね(たぶん). - スパ 11-03-05 (土) 8:19
-
NikonのCamera Control Proがもう少し使い物になればいいんですけどね・・・。
最近CaptureOne Proが無性に欲しいですが,テザーとオーバレイのためだけに4万は厳しいです。
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