- 2010-07-19 (月) 23:03
- 未分類
Nikonが世界に誇る変態もとい銘レンズ,
Ai AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-F5.6D
の簡単なレビューを。
関連記事:
[買い物] Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
世界初のズーム搭載AFマイクロレンズとして,1997年9月にNikonから発売されたこのレンズ。
マクロなのにズームありという使い勝手の良さに加え,素直な写りの良さもあり,一部のマニアな方々には大変好評でした(^^;
ですが,一般にはサッパリ売れなかったらしく,発売から10年も経っていない2006年には製造中止に・・・。
やはりF4.5-5.6という,マクロレンズにしては暗めの開放F値が売れなかった原因でしょうか。
その後もNikonはもとより,他のメーカからも,似たようなレンズは出る気配すらありません(^^;
ですが,三脚に据えて撮影することの多いマクロ領域では,ズーム機能はあればかなり便利だというのは想像に難くありません。
70-180mmという焦点距離も,APS-C機ではちょっと長めですが,フルサイズ機ならかなり美味しい領域です。
特にフルサイズのD700を購入してからは,ずっと欲しかったあこがれの一本ですが,ついに購入に踏み切りました。
参考リンク:第十八夜 AF Zoom-Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6D – ニッコール千夜一夜物語 | ニコンイメージング
以前は中古でもそこそこ見かけていたのですが,最近は捜すのも一苦労。
梅田や心斎橋・日本橋あたりの中古屋さんを総当たりしてみましたが,一本も見つけられませんでした。
本当なら中古レンズは自分の目で見て購入したいところですが,やむを得ず通販で購入。
お値段は13万円ほどとちょっと高めでしたが,外観はかなりの美品。
レンズもキズ・カビ・曇りなどもなく,ズームリング・フォーカスリング・絞りの動きもスムースで一安心。
さすがに焦点距離180mmまでをカバーするだけあって,細身ながらかなり長さはあります。
レンズはEDレンズ1枚を含む,14群18枚構成。レンズの固まりという感じで,ずっしりと重いです。
レンズのコートは,ニコン・スーパーインテグレーテッド・コーティング。ナノクリの前の主流コーティングですね。
絞り羽は9枚。きれいな円形絞りです。
AF-MFは,銀色のボタンを押しながらリングを廻して切り替えます。
ボディ側のちっちゃなレバーでの切り替えよりはだいぶマシですが,すっかり超音波モータ搭載レンズでのシームレスなAF-MF切り替えに慣れてしまって,たったこれだけの動作でも結構煩わしく感じます。
家でブツ撮りする際は,ほぼMF固定での撮影となりそう。
フォーカス範囲を制限するリミットスイッチも装備。
三脚座。個人的にはこれがあるだけで評価がワンランク上がります(^^;
これのおかげで,いままでさんざん苦労して対応してきた縦位置への切り替えもラクチン。
反面,取り外しが出来ないので,手持ち撮影の場合は少々邪魔っけです。
上が無限大付近,下が最短撮影距離付近での繰り出し。
最短撮影距離は全域で約37cm,ワーキングディスタンスは約12cm。
フードはプラスチック製。ちょっと安っぽい(^^;
バヨネット式なので,持ち運びの際は逆付けして固定可能です。
D700+縦位置グリップに装備。なかなかの迫力。
レンズが細身なので,ホールド感は上々。
ズームリングは三脚座が邪魔で少々操作しづらいです。
重量はレンズ単体で1Kgオーバー(^^;
D700+縦グリに付けるとかなりぐっと来ます,いろんな意味で(^^;
Nikon D300S のレビューを,最後の1枚を除いてD700とこのレンズのペアで撮影してみました。
いや,これは便利すぎる(^^;
今まで画角の調整にスタンドをえっちらおっちら前後させていたののに比べると雲泥の差。
寄れるズームレンズといのはやはり楽ですね。
画質もガジェットレビューくらいならまったく問題なし。
どの焦点距離でもひずみの少なさ,シャープさはさすがマイクロレンズ。
ブツ撮りならどうせF11くらいには絞り込むので暗さも関係ありません。
AF速度も意外に速い。さすがにSWM搭載レンズに比べるとうるさいですが(^^;
絞り開放でも描写はかなりきれい。ただ,ボケはややうるさめですかね。
普段のレビューには今まで通り単焦点を使いたいですが,一度このレンズ一本でレビューをしてみてもいいかも。
自由に被写体との距離が取れないイベント撮影でも活躍してくれそうです。
噂通りの銘レンズでした。
Nikonさん,このレンズリニューアルしてくれませんかね。できればDX用にもう少し短めでVR付きだとベストなんですが(^^;
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世界初のズーム搭載AFマイクロレンズとして,1997年9月にNikonから発売されたこのレンズ。
マクロなのにズームありという使い勝手の良さに加え,素直な写りの良さもあり,一部のマニアな方々には大変好評でした(^^;
ですが,一般にはサッパリ売れなかったらしく,発売から10年も経っていない2006年には製造中止に・・・。
やはりF4.5-5.6という,マクロレンズにしては暗めの開放F値が売れなかった原因でしょうか。
その後もNikonはもとより,他のメーカからも,似たようなレンズは出る気配すらありません(^^;
ですが,三脚に据えて撮影することの多いマクロ領域では,ズーム機能はあればかなり便利だというのは想像に難くありません。
70-180mmという焦点距離も,APS-C機ではちょっと長めですが,フルサイズ機ならかなり美味しい領域です。
特にフルサイズのD700を購入してからは,ずっと欲しかったあこがれの一本ですが,ついに購入に踏み切りました。
参考リンク:第十八夜 AF Zoom-Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6D – ニッコール千夜一夜物語 | ニコンイメージング
梅田や心斎橋・日本橋あたりの中古屋さんを総当たりしてみましたが,一本も見つけられませんでした。
本当なら中古レンズは自分の目で見て購入したいところですが,やむを得ず通販で購入。
お値段は13万円ほどとちょっと高めでしたが,外観はかなりの美品。
レンズもキズ・カビ・曇りなどもなく,ズームリング・フォーカスリング・絞りの動きもスムースで一安心。
レンズのコートは,ニコン・スーパーインテグレーテッド・コーティング。ナノクリの前の主流コーティングですね。
ボディ側のちっちゃなレバーでの切り替えよりはだいぶマシですが,すっかり超音波モータ搭載レンズでのシームレスなAF-MF切り替えに慣れてしまって,たったこれだけの動作でも結構煩わしく感じます。
家でブツ撮りする際は,ほぼMF固定での撮影となりそう。
これのおかげで,いままでさんざん苦労して対応してきた縦位置への切り替えもラクチン。
反面,取り外しが出来ないので,手持ち撮影の場合は少々邪魔っけです。
最短撮影距離は全域で約37cm,ワーキングディスタンスは約12cm。
バヨネット式なので,持ち運びの際は逆付けして固定可能です。
レンズが細身なので,ホールド感は上々。
ズームリングは三脚座が邪魔で少々操作しづらいです。
D700+縦グリに付けるとかなりぐっと来ます,いろんな意味で(^^;
Nikon D300S のレビューを,最後の1枚を除いてD700とこのレンズのペアで撮影してみました。
いや,これは便利すぎる(^^;
今まで画角の調整にスタンドをえっちらおっちら前後させていたののに比べると雲泥の差。
寄れるズームレンズといのはやはり楽ですね。
画質もガジェットレビューくらいならまったく問題なし。
どの焦点距離でもひずみの少なさ,シャープさはさすがマイクロレンズ。
ブツ撮りならどうせF11くらいには絞り込むので暗さも関係ありません。
AF速度も意外に速い。さすがにSWM搭載レンズに比べるとうるさいですが(^^;
絞り開放でも描写はかなりきれい。ただ,ボケはややうるさめですかね。
普段のレビューには今まで通り単焦点を使いたいですが,一度このレンズ一本でレビューをしてみてもいいかも。
自由に被写体との距離が取れないイベント撮影でも活躍してくれそうです。
噂通りの銘レンズでした。
Nikonさん,このレンズリニューアルしてくれませんかね。できればDX用にもう少し短めでVR付きだとベストなんですが(^^;
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